PS3-2.40:雑感

■今回アップデートにやたらと時間がかかったので、
合間にXBLAのソウルキャリバーをやりつつ待機。
容量少ない(188MB)とはいえ、なんか音声レートが低いですねこれ。

[追記]
なんだかやらかしちゃってたらしくて公開停止中だそうです!
何やっとんじゃこのー!

不具合を直すのももちろんですが、被害を被っちゃった人へのフォローもしっかりね。

□まずはこちらから。
システムソフトウェア バージョン 2.40 アップデートについて
PS3新ファームのBDAVアップコンバートを試す
BDAVのアプコンに関する記事。レコーダー持ってないから縁遠いんすよね…

□アップデートをするとHDD内ファイルは自動的にアプコンされてしまうとの事なので、
2.36時代の物と比較する形で載っけてみます。
(追記)一部環境で画像が表示されていなかったのを修正。ご迷惑をお掛けしました。

080703_01

敢えて再生場所も記してみましたが、HDDやメモリーカード内と同様に、
DLNAサーバー内のファイルもしっかりアプコンしてくれます。
あまりに色々出来すぎて凄さの実感が中々沸いてきませんが、
ネットワークメディアプレーヤーとしてあり得ない一線を越えた感。素晴らしすぎる。

080703_01-dvd

同じ場面のDVDアプコン版。
アプコン処理はDVD用と同じという話ではありますが、
ファイルよりもDVDの方が輪郭線がクッキリしている印象があります。
HDDやDLNA関わらず、ファイル再生時はXMB出せたり色々できますので、
ひょっとしたらDVDよりも処理が軽い(精度が低い)のかもしれません。

あと、これに関連するかは分かりませんが、
アプコン処理が有効なのは原則としてSD解像度まで、という話が。
確かに手持ちの1280×720、1440×1080の動画では違いがほとんど分からなかったので、
「ひょっとしたらそうなのかも?」程度の認識を持ちつつ、公式の回答を待とうかなと。

上の画像は元が綺麗なソースを用いた比較になっていますが、
じゃあ解像度の低い、ハッキリ言うときたねえ動画はどうなるのか?
という実験もしてみました。

080703_02-236

ネギ振りトロ。
標準状態で録画できる品質(320×240)です。
んで↓が2.40版。

080703_02-240

画質的に取り返しは付いてませんが、頑張ってるのはお分かり頂けるかと思います!
こういうソースの方が変化を見るのにゃ向いているのかもしれません。

[おまけ]←頂き物なのでしばらくしたら消します。多謝。
640×480のDivXらしいんですけど言われなかったら分からないよこれ!
地デジで見るより普通に綺麗なんじゃないかしら。

□2.30で対応が見送られていたDTSあれこれ。

080703_03

バッチリ対応しています。
DTSデモディスクならこの辺の確認は簡単にできますけど、
DTS-ES Matrixはこの先触れる機会があるのかどうか。HDMAがありゃ十分だしなあ。

また、今回のアップデートでヘアスプレー(AA)のスピーカー配置問題も解消したとのこと。
PS3が、ver.2.40にアップデート。BDAVのアップコンバートに対応
既にお持ちの方はもちろん、7.1chシステムを持て余している方は是非。

□以下、残念ポイントをひとまとめに。
・対応形式はほぼ現状維持のまま(一部再生できなくなった物もあるとか)
・ニコニコは相変わらずダメ(そうこうしている間にどんどん清い場所になっていきますな)
・堪能できる環境が無いので、MP3 Surroundはスルー
…3つ目は何とかします。

2.40では原則ゲーム系のアップデートがずっと矢面に立っていましたが、
そんな中でこれだけの新機能を(しかもこっそり)詰め込んでくれるとは思いませんでした。
毎度の事ではありますが、本当にありがとうございます!次も期待しています!

これほどまでに強烈なプレーヤーになってしまうと、
ますます稼働時間が長くなってしまうぞ。ゲームする時間をどうやって工面すれば。

□そのゲーム系アップデート。

080703_04

ぽちゃぽちゃあひるちゃん中でもXMB出ましたーすごーいおしまーい。

というのはあまりにあまりではあるんですけど、
トロフィーにせよカスタムサントラにせよ、堪能できるソフトが1本たりとも無いのは致命的。
いくら海外主導のアップデートだからっつっても限度という物があります。
ちゃんと準備しとこうよ。

今日は今日でPS3のソフトが出ますけど、
トロフィーがちゃんとサポートされてなかったら購買意欲の減退に繋がりかねないのでは。
「トロフィーに対応したら一からやり直し」とまで言われてるわけですしね。

というわけでセガがんばれ!超がんばれ!

PS3-2.30:雑感 – 08/04/16

■帰宅後即アップデート。
まずは、DTS-HD MAが有効になっているかを確認してみました。

080416_01

シンプソンズより。
バッチリ効いてます。なんかちょっと感慨深い。

シンプソンズの場合、エンドロール時にポップアップメニューから
音声切替を交互にやってると、音の違いが分かりやすいかと思います。
印象としては、160kbpsぐらいのMP3とCDを聴き比べている感覚とでも言いましょうか、
音の広がりとツヤに大きな違いがあります。DTSですらこんなに差が出ていたとは。

後々再生させたダイハード4でも、効果音を筆頭に笑っちゃう程良い音になってて、
どちらも日本語吹替え版をこよなく愛する作品だけに、
音質を取るか吹替えを取るか、悩ましい事この上無し。
(吹替え音声はDTSなんですよね…)

080416_02

アメリカ人のゲーム嗜好が端的に表現された名カットもBDでくっきり鮮明。
素晴らしい時代になったものです。みんな仲良く!

□DLNA再生時のレスポンスも大幅に改善されていました。
特に、ファイルの再生開始時と120倍速での操作に関するレスポンスは歴代最速レベル。
既にDLNA再生の速度じゃなくなっています。凄すぎて開いた口が塞がらんわ。

□それから、ここは声を大にして高らかに叫んで行きたいのですが、
今バージョンでDVD/BDのレジュームに変更が加えられているようです。

参考までに、2.20時に試した手順をそのままなぞっていきます。
この時の結果は、

アンジェラ・アキのBDスケッチブック3巻みなみけ3巻で実験してみたよ!(以上AA)

アンジェラ→スケッチブック→○アンジェラ→×スケッチブック→
みなみけ→○アンジェラ→×みなみけ→スケッチブック→○みなみけ→○スケッチブック
名前の前に○が付いているのはレジューム成功、×は最初から、となっております。

この3枚だとアンジェラは良いのにBD→DVDの流れが全滅。
やはりオタ用メディアは一般アーティスト様にゃ敵わないのか!(違います)

ちなみに昨日試した段階では、
アンジェラ→シンプソンズ→×アンジェラ→×シンプソンズ
シンプソンズめ。

という感じでしたが、以下同じ順番で再生を試みてみたところ、

○アンジェラ→○スケッチブック→○アンジェラ→○スケッチブック→○みなみけ→
○アンジェラ→○みなみけ→○スケッチブック→○シンプソンズ→○ダイハード→
○シンプソンズ→○アンジェラ→○みなみけ→○アンジェラ→○スケッチブック

途中余計な物を混ぜてみたにも関わらず全部レジューム効いてる-!
しかも3月27日以来再生してなかった3枚の再生位置まで記憶しててくれた
これは素晴らしい!本当に素晴らしい!ありがとう!ありがとう!
DLNA部の改善も含め、今回の修正は心から快哉を叫びたくなる物ばかりだ!
(気になった事があったらこの辺に随時追記していく予定)

□新しくなったPSストアもすこぶる良い塩梅。
現状だと一覧性には優れている一方で、
新規追加のコンテンツを確認するのには若干の慣れが必要かな?とも思いますが、
少なくとも直感的に色んな場所が分かるようになりましたし、
コンテンツの購入ないしダウンロードのしやすさという点においても、
今までのストアとは比較にならないほど便利になりました。
×ボタンで一つ前に戻れるのがこんなに快感だとは。

080416_03

とりあえずご祝儀代わりにとDark Mistを購入。
ウォレットには1円も入ってないまま「今すぐ購入」ボタンを押したところ、

080416_04

即座にこの画面に移り、
「購入する」を押したらカード使用のチャージから決済まで全自動で終了。
あまりにスムーズすぎてこの後追加パックも買ってしまいましたが、
こりゃ便利を通り越して散財注意という感じになってきたな…

ともあれ、AV機器としての地位を更に高めつつ、
ゲーム機としての下地部分の利便性も大きく向上した今回のアップデートは、
多くのユーザーにとって非常に重要な物だと思います。
しばらく電源入れてない人も、この機会にアップデートしてみるべし。
トロステやる人にとっては強制アップデートみたいなものですけど、
今回はひとつ前より悪くなる事は少ないと思いますし、期待して良いすよ。

個人的には2.20の時よりも嬉しい要素がいっぱいで興奮しっぱなしでした。
関係者の皆様お疲れ様でした!今後の進化にもほんのり期待しております。

PS3-2.20:雑感

■というわけで、ニヤニヤしながら帰宅してニヤニヤしながらアップデート完了。
ひとまず楽しみであった部分から順にニヤニヤ確認していきました。

□DVDのモスキートノイズ除去
BDMV形式の市販BDソフトは設定項目がそもそも表示されないので除外。
手近にあったDVDを複数試した上で、最も効果が分かりやすかったのが↓の部分でした。

080325_01a

080325_01b

既に試された方がいたはずですが、CLANNADのOP部分。
各種リダクションは全部「切」の状態。これが基準だとお考え下さい。

ここでモスキートノイズリダクションを「3」にしたのが↓の画像。

080325_02a

080325_02b

ノイズが取れているかどうかと聞かれたらすげえ取れてると答えられるこの効果。
通常の視聴距離で見ている分にはあんまり違いが分からなかったのですが、
いざこうやって見てみると、想像を絶する差異が見受けられます。

しかも変な補正をかけていないのか、元の画質に与える影響は軽微。
今までになく自然に、かつ綺麗になった、「超」DVD画質を堪能できます。たまげた。

もちろん留意すべき点もあって、
再生ソースによっては、リダクション効果で奥行きが浅く感じられる事があるため
(縁取り部分を巻き込んだ補正になっている事が原因なのかしら)、
常時3にしておけば万事解決でも無いのかな、という印象を受ける場面も。
何よりレート不足のブロックノイズには太刀打ちできない点、
そのブロックノイズリダクションは画面全体の精細感を犠牲にする点から、
あくまでも「DVD画質を更に向上させるために適宜用いるべきスパイスである」、
という感覚で付き合って行く機能なのかなとは。

それでも、この今までにないローリスク・ハイリターンな機能は是非活用していくべき。
ことDVDを再生するにあたって、これ以上を探すのが本気で難しくなってきてしまいました。
ホントどこまで行くんだろうねPS3は。

この辺の機能は是非インタビュー記事が読みたいな。
もしも俺の文が中の人に伝わるなら、全力でありがとうを言いたい。ホントお疲れ様です。

※モスキートノイズリダクションの設定は、
一時停止時に行うとすぐに効果が出るわけでは無いようです。
「ここだ」という場所で一時停止した場合は、
方向キーの左右で一度別のフレームに移動してから元のフレームに戻してみて下さい。

□レジューム再生機能
DVDの中でとっかえひっかえする分には
相当数のディスクの再生地点を記憶していてくれるのですが、
シンプソンズのBDを入れたら、それまでの情報が全部リセットされてしもた。
BD間の入れ替えがどうなのかも試したいんですけど、
各社のロゴばっかり見てたら流石にげんなりしてきたので一旦小休止。
BDを混ぜ込むとままならない感じですね。(電源オンオフのレジュームは問題無し)

※3/27追記
アンジェラ・アキのBDスケッチブック3巻みなみけ3巻で実験してみたよ!(以上AA)

アンジェラ→スケッチブック→○アンジェラ→×スケッチブック→
みなみけ→○アンジェラ→×みなみけ→スケッチブック→○みなみけ→○スケッチブック

名前の前に○が付いているのはレジューム成功、×は最初から、となっております。
この3枚だとアンジェラは良いのにBD→DVDの流れが全滅。
やはりオタ用メディアは一般アーティスト様にゃ敵わないのか!(違います)

ちなみに昨日試した段階では、
アンジェラ→シンプソンズ→×アンジェラ→×シンプソンズ
シンプソンズめ。

□その他雑感
やっぱFlashMovieはダメでした。ニコニコ対応はお預けです。
PSPのリモート機能も「リモコン代わりとしては便利」である一方、
無線LANを使う事になる分、音質に対する影響が心配になるかも。
この辺は、利便性との兼ね合いで選択する事をオススメしておきます。

個人的には動画ファイルの連続再生に対応して欲しいとか要望は尽きませんが、
毎度毎度「よくぞここまで!」という変貌を見せてくれるPS3アップデート。
本体の更新がゲームより楽しみって話になると流石にまずいとは思いますけど、
こちらの予想を良い意味で大きく裏切り続けてくれるから嬉しくてしょうがないのです。

何はともあれ、PS3をお持ちの方はとりあえず電源入れてアップデートするべし。
(ゲーム以外の)やりたい事がどんどん沸き出てくるはずです。

参考:PS3久々のワクワクアップデート!←生TSファイルが再生できた件について。

龍が如く-08/03/09

とりあえずさっさとクリアするべと7章までやってきましたが、
続々と舞い込んでくるサブシナリオが楽しすぎて一向に進まない。困る。

本ルートで繰り広げられる大河ドラマの如き王道シナリオもこの上なく面白いのですが、
無視してもクリアに支障が無いサブシナリオの方は正に百花繚乱といった塩梅で、
どこかで見たような時代劇風のお話が、これでもかとばかりに詰め込まれています。
向こうからの依頼の形で舞い込んでくる話、途中で話しかけて発生する話と条件も様々。

原則どのサブシナリオも「おつかい」という要素に大きな差はありません。
条件が限定されていたり、相応の時間を消費するものなので、
まずはクリアしてしまえという考えも一つの選択肢だと思います。

しかしだ。

5章以降でフラグを立て、
夜の京を走り回る事で到達する事の出来る、

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まるで夢でも見ているかのような悪代官フルセットは絶対に見るべき!
なんでこんな極上のバカルートがサブシナリオ扱いなんだよ!全員に体験させてくれよ!

セガの誇る最先端技術の粋を集めた「あーれー」「良いではないか、良いではないか」。
セガが伝えたかったPS3クオリティの一つの到達点、確かに受け取りました。
なんだかこういうのを見ると凄い安心するのもなんだかね。

どっちを向いても面白くて、無為に進めるのが凄く勿体ない傑作だと思います。
楽しみながらのクリアを目指そう。買って良かったよ。

いつの間にやら試されていた件について

PSP版『グランツーリスモ』は開発中― グランツーリスモ5を補完するものに?
「GTポータブルをあきらめてません」宣言がメインなんだとは思いますが、
この前出したプロローグの本編たるべきGT5に関しての言及が非常に奮っています。

・グランツーリスモ5 プロローグは、ファンの反応を試すためにある
・GT5は2008年クリスマスを予定している
全てが”Perfect”になるまで発売は遅れるかもしれない
全ての車両はゼロからリデザインされる
・車一台につき6ヶ月、ひとつのサーキットにつき1年を費している
・サーキットのためだけに30人が働いている
・発売日を除き、開発に制限は無い。しかし、山内氏が満足するまでは発売されないだろう
・山内氏は、昔からRPGを作りたいと思っている
 

以下雑感を一息でお送りします。

ははは!ははははは!一体どんだけ殿様なんですか?その殿様脳は何をもってPerfectと判断してくれんの?今更ゼロからデザインを作り直す前にちょっとは中身(挙動)に目を向けようと思わないの?30×5人を1年も働かせて作らせたサーキットがアレすか?実車の開発陣にあんだけ偉そうな口を利いてる分際であの程度のクオリティしか結果を残せてないにも関わらず、殿様脳の何を満足させるために発売を延ばし延ばしにしてんの?ちゃんと他のレースゲーム研究してる?グランツーリスモを作るために殿様は何をしてるの?そもそも、

あの程度でファンを試すとか言うな。本当に最低だ。

…二息になってしまいました。

□その他もろもろ。

・車両のダメージ表現については試行中だが、妥協が必要かもしれない
(山内氏はダメージ表現を望んでいないが、リアリティの一部としてファンがそれを望むことは理解している。また、いくつかの自動車メーカーはダメージ表現を気にしないが、それを禁じるメーカーもある。そのため、ダメージ有りの車とダメージ無しの車が共存するかもしれない)

個人的にはダメージ表現は必要じゃないと考えてるのでお好きなようにとは思います。
クオリティを上げるための努力はとても尊い物で、
それが車を「ゲームで」操る事の喜びを体感できる方向に昇華されれば言う事はありません。

結局の所、山内氏がユーザーに「何を届けたくて」「どう頑張っている」のか、という点が、
これに限らず様々な場所のインタビューでほとんど見えてこないのが問題なのでは。

GTTVを見ているとそこかしこから漂ってくる俺様臭にちょっと嫌な予感はしていましたが、
まさかプロローグで反応を試されているとは思いもよりませんでした。
4980円払わせてこの完成度では、ご機嫌伺いとしてですら不足なんじゃないでしょうか。

「山内氏が満足しさえすれば」発売がちょうど1年少し先になるであろうGT5。
蓋を開けてみたら、まずはいけだ課長から預金口座の暗証番号を聞き出すべく町中を追いかけ回す所から始めなきゃいけないソニーが出したファミコンソフトみたいな事になっていない事を今から祈っておこうと思います。

□別に「5で完結させなきゃいけない」と脅迫されているわけでも無いだろうし、
上のインタビューで言ってる事は次(GT6)に回したって良かったんじゃ?
というのが正直なところです。
大艦巨砲主義とは言いますが、「風呂敷を広げりゃ期待して待っててくれるだろう」という時期は随分昔に過ぎ去ってしまっており、車のモデリングにしろ挙動のリアルさにせよ、「このクオリティでスケールをアップさせていきます」という進捗をファンは何より求めているはず。インタビューを始めとする大きな態度は、まずそう振る舞うにふさわしい成果を見せてもらってこそ納得できる物だと思います。頑張って下さい。

□にしても、セガ人の多くがSCE嫌いだから認めたくないかもしれませんが、
大金かけて構想を膨らませすぎた結果、実績を出せずに頓挫しかけている様が、
何かこう別の物を想起させてしまうのがなんとも。

パシフィコ横浜に発表会を見に行って、
アンケート文がドリマガに掲載された頃はまだ19歳だったんだなあ俺は。
その半年後に始めたホームページが今の今まで続いているってのも感慨深いものがあります。

PS3-2.10:雑感

■各所にて言われている事ではありますが、

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新しいビジュアライザが本当に綺麗。時の経つのを忘れます。
…というわけで、2.10適用。

最初に手を付けたのがビットマッピングのタイプ3でしたが、
これは今までのビットマッピング設定による音の変化のうち、
プラス方面の変化を混ぜ込んで磨き上げたと思われる塩梅。
タイプ1と比べると全帯域に渡って澄んだ、タイプ2に比べると伸びやかな音になっており、
ビジュアライザで地球を見つめながらの鑑賞は正に夢見心地。ホントに地球すげえよ!

でも、ソースによってはタイプ2の方が濃密な音空間を満喫できる事もあり
(個人的にJAZZ系は2の方が好み)、好みで選べる余地はまだまだ残っています。
…これでますます迂闊なCD/SACDプレーヤーが買えなくなっちまった(‘A`)

□そして本来の目玉とも言えるDivX/VC-1対応。
人から聞いたり実際に試したりである程度の傾向は掴めましたので、
中の人に「次はお願いします」の気持ちを込めて、無理だった点を簡単にまとめます。

・音声にWindows Media Audio 10 Professionalを使ったファイルは音が出ない
・WMV9とMP3を組み合わせたavi/wmvは未対応
・WMV8は未対応
・レートの高すぎるDivXは閾値を超えるとエラーが出て止まる?
・WMAの音声切替には対応していない(二カ国語切替ができません)←360は対応済み

番外。
・HDMI接続時、DivXの動画はかなりの割合で白飛び傾向。WMVは平気なんですけど。

基本的にこれぐらいでしょうか。
今回の対応形式から逸脱した動画ファイルが無理なのは仕方ありませんが、
その他規格さえ満たしていればフレーム数(120fps等)や解像度を問わず、
DLNA経由ですら何らストレスや引っかかり無くスムーズに再生されてビックリしました。
ファイルを選んでから再生が始まるまでの時間も360のおよそ半分で、
流石ゲームに使うべき本体リソースをOSにつぎ込んでしまっているだけの事はあります。
何はともあれ、これからはWMV形式にまつわる対応が進めば言う事無いすね。


WMP11で共有をかけている場合、
本来対応しているのに再生できないファイルがあるみたい。
内蔵/外付けHDD等で直接指定するか、TVersityを使うと良いかも。

「マルチメディアプレーヤー」としての死角がどんどん無くなっていくのが
嬉しいやら「そろそろゲームだろ」と突っ込めばいいやら微妙な気分になりますね!
個人的には今回も最高のアップデートでした。今年一年喜ばされっぱなしだ。

「ゲームに注力する≠AV機能強化をおろそかにする」だと思いますので、
これからも適度に頑張って下さい。楽しみにしておりますです。

平井社長のインタビュー

「新型PS3の秘密」と「これからのPS3」- SCE平井社長に聞く39,980円の理由
いろいろと言いたい事が湧き出てくるインタビューでございました。
→書いてるこっちも引くほどの分量になってしまった(‘A`)すんません。

SACD再生機能は、ハードウエア的になんらかの変更を加えた結果であるようで、「後日の追加は難しい」(SCE技術陣)という。

SACDはコンテンツ保護のためのセキュリティ機構が、
ディスク/ハード双方に、幾重にも渡って厳重に設定されています。→参考
この辺をナシにすれば確かにコストの削減に繋がるでしょうし、
ファームを上げればどうにかなる物でもありません。これは仕方ないかな、と思います。

でも、今回ゲーム機として最も非難を浴びそうなPS2互換機能のカットに関しては、

「もちろんかなり議論をしました。下位互換が大事な機能である、ということは百も承知でありますが、やはり価格の面が大切であろう、とも考えました」

先月下旬に子飼いのアホが内情を大暴露してしまっているために説得力がありません。
こういうのは単に嘘吐きと言われるだけでなく、「SCEグループ内ですらコンセンサスが取れないのか」というマイナス評価に直結すると思いますので、ホント悪い事言わないから今のウチにトレットンをスナイプしといた方が良いぞ。身内のガンはとっとと切除して下さい。

「それに、PS3のソフトも、オフライン・オンラインともに揃ってきました。取ってしまった機能にみなさん注目されますが、PS3にとって一番楽しいものはなにか、といえば、それはおそらくPS2のソフトではなく“PS3の”ソフトなんですよ。もっと大切なのは、PS3のゲームがどのくらい楽しめるか、ということです。ちょっと違うところにフォーカスがあたってしまっているかな、と思い、少々残念です」

これに関しては、一度まいにちいっしょ辺りでアンケートを取ってみる事をオススメします。
おそらくほとんどの人が「ソフトが揃ってきた」なんて思っていません。
今PS3単体に満足しているのは、AV機能の充実に喜んでいる人が大半じゃないでしょうか。

□そのAV機能に関連して気になる事も。

「日本では、明確に“3機種併売”です。また需要が盛り上がってくるようならば、生産を検討しますよ」。平井氏はそう語る。

これを好意的に解釈するなら、AV機能(SACD)の充実と存続を希望する声が大きければ、現行品である20/60GBモデルにシュリンク版のCellを搭載した上での再生産が行われる可能性がゼロではない、という話になります。現状各種アップコンバートをかけたりSACDを再生させる際、ゲームソフトをプレーしている時では全く起こりえないレベルで冷却ファンが高速回転するため、シュリンク版の採用によりファンノイズが減ってくれるのであれば喜んでそっちを買い増ししたるぞコラと鼻息も荒くなろうというもの。

…が、
普通に考えると「現行モデルがクソ余ってるし”ユーザーに委ねる”とか言っといてあえずお茶を濁すか」というコメントにしか聞こえないのが寂しいところ。安価なハードを売るためにコストカットを行い、その課程で各種機能がオミットされたという経緯がある以上、機能充実版を敢えて再生産するという判断に行き着くとはとても思えませんし、ユーザーを見捨てていないと見せかけて、実際は高額な現行モデルを残すメリットについての言及が一切ありません。

アメリカで20GBのモデルがなくなったのは、みなさんが必要としなくなったから。

「必要としない」判断を誰がするのか、という話ですね。

俺は前向きに「SACD機能付きモデルのラインは存続して欲しい」と声を出し続けて行こうと思いますが、そんなユーザー層なんざ最大限多く見積もっても万単位は存在しないでしょうし、その行動が賢いとも思えませんので皆さんは適当に流して構いませんです。

ただ、PS2互換機能の復活はこれからも要望を出していった方が良いかなと。
なぜなら、

「要は、“平井さん、PS3ってなんですか?”と聞かれた時に、明確に“ゲーム機ですよ”と定義できないと売れない、ということ。お客様から見て“ゲームでもAVでも色々出来る機械らしいよ”ということでは、“そんな中身のよくわからないものならいらないよ”ということになる。ですから、メッセージとしてはゲーム機」。

PS3は「ゲーム機」である以上に「プレイステーションの集大成」と定義されるべきだと思うからです。値段が高いんだからそれぐらいのバリューが無いと訴求力が足りないのでは。

□そして社長の言う「ゲーム機」たるものソフトが無いと始まらないわけですが、

 「PS3に必要なのはまずは“台数”です。そのためになにが必要かといえば、価格ではなく“ソフト”。そしてソフトが揃ったら“価格”です」。

価格とソフトのどっちに力点を置くかは経営判断なので良いと思います。
問題はその力点の置き方で、

 「ここで、“自分たちの経営健全化のために800万台で抑えます”と言った瞬間に、サードパーティの方々が、“じゃあそのくらいの台数なら、このソフトは供給しないでおきます”、“マルチで考えていたんですが、PS3版は発売を遅らせます”と判断してしまう可能性が出ます。こういうネガティブな要因を出してしまうと、5年後の台数が少なくなってしまう可能性がある。現在、短期的な経営健全化を求めることで、5年後に大きな差が出てしまう可能性があります。そういう経営は、私は採りません」。

随分ぶっちゃけてるなあとは思いますがそれはともかくとして、
これを見る限り、サードパーティー製ソフトの重要性を認識しているのは凄く伝わってきますが、その割にはロイヤリティ金額で揉めたりメーカーにトンズラこかれたりと散々な目に。

これに関しては、海外の開発者が一つの答えを提示しています。

開発するにはとてもチャレンジングなゲーム機ですね。しかしその一方で、PS3はとても多くのポテンシャルを秘めており、PS3を熟知した開発者にその鍵を開けてもらえるのを待っている状態だとも思います。 >次世代亀さんより

誰がPS3を熟知して、ポテンシャルを活用するための鍵を持ってるんでしょうね?
それすらもサードパーティーに投げようとしちゃってませんか?

360とのマルチ開発っつってもそのまま移行するだけではメモリ不足が画質に直結しますし、ハードを叩けば内部演算能力の高さがメリットとして活きてくると言うなら、それを多くの部分でサードに負担させるのは素人目に見ても無理があるように思えます。
そういう所を負担させるだけさせてロイヤリティは一律徴収ってそれどんだけ殿様なんだと。

本来ハードメーカーってのはサードパーティーにソフトを「作って頂く」立場ですし、
ライブラリの充実も含め、「サードの皆さんへのサポート体制は万全ですよ」という姿勢がインタビューに見えてくれば良かったのですが、読み取れるのは「値段は下げましたよ?」だけですね。俺はひねくれてるから、これは普段からサードへの支援策を毛ほども考えてないから出てこないんじゃないの?と邪知してしまうな。

まずは「高い品質のソフトを作りやすい環境」の整備を自らの手で進めるか、それが無理なら手伝ってくれる所に分かりやすい形での支援を約束するぐらいじゃないと、万一状況が好転するにしてもそれは当分先の話になるんじゃないでしょうか。結局の所、現状のフルボッコぶりはSCE自らが招いた必然なんじゃないのかと思ってしまうのもむべなるかな。

実際ソフト開発が難しすぎるという実情もあるんだろうとは思いますが。
GT5Pがあの具合だもんな…本家GT5の前にもう1本ぐらい挟んだ方が良いんじゃね?

□以前にもちょっと書きましたが、
現状俺が持っているPS3と360とWiiの中で、電源投入時間が一番長いのはPS3です。
BDとDVDで映画やらアニメやらを見たり、H.264でエンコードした動画を見たり、
CDやSACDを聞いたり、トロと戯れたりしてるといつの間にか寝る時間になっている。
(最近はマリギャラがえらい勢いで稼働しているので勢力図に若干の変化が)

その一方、購入したパッケージソフトはリッジ7とバーチャ5だけ。
限りある時間を使ってでも遊びたいと思うゲームソフトがまるで出やしないからです。

AVメディアプレーヤーとしてのPS3には満足感を超えた大きな幸せを感じられていますが、
平井社長の言う通りに「ゲーム機」としてPS3を捉えた場合、
普及への道筋が一番根っこの部分から見えなくなっているような気がしてなりません。

PS3の現状は、売上的にも利益的にも、楽観視できるものではない。しかし、SCEはそれを認識した上で、状況改善に向け、着実に前へ進んでいる。「39,980円」は、その第一歩といえそうだ。

まずは新型の売れ行き次第、という事になるでしょうが、
今年の年末商戦は百歩譲ってスルーするにしても、
来年の今頃にまだ同じ話をしているようなら正直あきらめた方が良いと思うし、
次の春までに改善への展望をSCE自らが示せないと、来年末まで元気でいられるかどうか。

ゲーム機として頑張ると決めたなら、未来を見据えた具体的な展望を示して下さいな。
将来的にHDコンテンツの裾野が広がっていく事を願いつつ、気長に応援させて頂きます。

■余談。

LTHへの対応だが、「現時点では対応していない。今後の対応は検討中」とのこと。ドライブがかかわるものだけに、ファームウエアアップデートで可能なのかどうかが気にかかるところだか、「無理」ではなく「検討中」とのコメントが出ていることに、期待をかけておきたい。

ソフト方面からレーザー出力の調整とか出来るんでしょか。
現状BDパッケージが有機メディアを使う事は無さそうですし、個人的には問題無いかなあ。

AVCRECとHD Rec。結論からいえば、「現時点ではどちらも未対応」ということになる。ただし、HD Recについては、「HD DVD系なので難しいと思われる」と答えた一方、AVCRECについては、「BD普及の観点からソニー全体で検討すべきではないか」との返答であった。

「HD RecがHD DVD系だから無理」というのは本当なのかどうか。
ソニーと松下も一緒に決めたDVDフォーラムの統一規格じゃなかったんでしょうか。
むしろAVCRECの方こそ勝手にブチ上げた規格だと思うんですけどどうよ。

実際の所は普及率で変わってくる部分だとは思いますので、これからの展開次第かね。
「検討する」って事は技術的には可能だと思って良いんだろうし、期待が高まるところ。

PS3-1.90:雑感

■帰宅→スイッチオン→着替え→ダウンロード→テレビつける→アップデート→
買ってきたきららフォワードを流し読み→CDを用意→完了→いそいそと壁紙変更

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よーっしゃーって字が読めねえええええええ!
1.91とかで文字の色を変えられるようにした方が良いと思います!
とりあえず元に戻し。

というわけで、ダウンロードにやたら時間がかかりましたがバージョン1.90適用。
まず気に入ったのは、フォント変更で選べる丸ゴシックの素敵ぶり(そこかよ)。

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壁紙はストックできないのが不便。
せっかく表示領域まで手間をかけて設定できるようにしているのだから、
その結果はいくつか保存させて後々気分で選べるようにしたり、
場合によっては壁紙部分をスライドショー的に変えられれば良いんじゃないかと思います。
そうじゃないと、壁紙を変えるたびにいちいち左右スティックを動かすのは面倒だぞ。
→あらかじめ1920×1080にPC側でリサイズすりゃええ話でした!

この辺はなるべく早いうちに、複数枚保管可能な壁紙フォルダの新設をお願いしたいところ。
技術的に難しいとは思えない部分なんだけどなあ。

それから、要望ばっかりでアレなんですが、
アプコン時の音楽再生中に他の操作ができないのはやっぱり不便。
再生中にもXMBに戻って他の操作が出来るようになるのが理想です。
(アプコン切り・圧縮音声の再生時は結構自由自在なのでせめてそのぐらいには)
システム画面のBGMとしてCD/SACDが使えるってのは、
音質アップを訴求する事とセットでメリットになり得ると思いますけどその辺どうでしょ。

無理なら無理で仕方ないという話にもなりますが、
現状「できるのにやってないのでは?」と俺なんかは思ってしまうので、
音楽再生周りに次があるなら是非とも検討していただきたいすね。
(もしもどこかで既に「無理」とか話が出ていたらすみません)

…「まず」の後にツッコミ2発で全然繋がっていませんでしたが、
基本的に大きな不満はこの辺でおしまいな感じ。

□とりあえずDVDを再生。

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再生中リアルタイムで設定変更ができるのは思っていた以上に便利かつ快適。
実際これがあることで、比較したい人側の利便性は信じられない程向上するはずです。

もちろん、PSソフトの出力設定も適宜変更可能。
シーンによって使い分けができますね!(普通はそうそうしません)

□非常に気になっていたSACDビットマッピングのタイプ2。→説明
停止→設定変更→再生という手順をしこたま繰り返して聴いてみたところ、
…タイプ1の変化が大きすぎたからかどうか、
「味付けが全然違う!」という驚きはありましたがあとは結構普通に聴けた感じ。

再生する曲によって印象も全然違うと思いますが、
音にしっとりと包まれたい人はタイプ1、
しゃっきりした音を楽しみたい人はタイプ2って感じがしました。

どっちの方が上というものでもない分、
結局は個人の好みでお気に入りを見つけていくしかないのですが、
矢野顕子はタイプ1で、上原ひろみはタイプ2で聴いた時が一番気持ち良かった。
どっちにしろ見違えるような効果がありますので、実際聴いて確認するのが良いすね。

□というわけで最後に持ってきました、CDのアップコンバート機能。
我が家は数日前にデジタル伝送の176KHz再生ができる環境が出来上がった事もあり、
いそいそと映像をD端子出力にしていくつか聴いてみたのですが、

クロハのアレンジ盤聴き比べて思わず声が出てしまった。
ARIAのサントラ聴いても凄く明確に違う部分がたくさん出てくる。
もう、気持ち悪いぐらい音がツヤツヤになります。
それでいて、高音域が強く出てても耳がキンキン言わない。
凄く柔らかい音が出てます。

丹念に磨き上げた水晶のような艶やかさと、
目の細かいふるいで丁寧に裏ごしをしたこしあんのようなきめ細やかさ。
驚きました。CDの音もこんなに耳に優しくなるんですね。

というか握ってるのがSIXAXIS(←覚えてます?PS3のパッドの名前)じゃなかったら、
まがりなりにもゲーム機と呼ばれている機械でCDを聴いているという感覚が消え失せます。
こりゃーすげえや。ソフトウエアでここまで化けるととてつもねえお得感があるな。

(追記)
CDでもビットマッピングの設定が反映されるようなのですが、
ウチだと設定変更による違いはSACD程強く実感できませんでした。
「んんー、ちょっと変わった…ような」ぐらい。部屋の環境次第なんだろうか。

それだけ176KHzの効果が凄かったって事なのかもしれませんけども、
この辺はプロの方の評論待ちということで。

□勘違いしちゃいかんのは、1.90のPS3が数十~百数十万するプレーヤーを追い抜いて、
AV愛好家が絶対的に評価できる名機だと言えるまでの物では決して無い事です。
筐体の質やら発するノイズの量やら、お金をかけた分だけの見返りは必ず享受できる。

PS3がユニバーサルプレーヤーとして本当に素晴らしいと思うのは、
アプコンのON/OFFをはじめとした設定のちょっとした変更で、
誰にでもそれと分かる「違い」をこの1台で体感させてしまえる事。
この経験によって良くなった音を、綺麗になった絵を「良い」と思える事こそが、
品質に「こだわる」という価値観を生み出す土壌となる。

そう言う意味では、AV業界の裾野を真の意味で大きく広げる存在だと思います。
消費する側にとっては浪費地獄への扉にしかなっていませんが。

□とりあえず、持ってる人は早めにアップデートをしておくべし。
相変わらずソフトは少ねえし、システム周りには改善の余地が山程残されていますが、
棚にしまってあるCDを引っ張り出して再生するとか、
PS1/2のソフトを起動してしこたまアプコンをON/OFFするとか、
遊び道具としての価値は今回のアップデートでまた少し上がったと思います。
ユニバーサルプレーヤーとしては、ちょっと言葉で表しきれないぐらい凄くなりました。

ま、タダですしね。
お持ちの方は是非とも堪能して頂きたいと思います。

■補足。
「CDの音を良くするって具体的に何がどうなってんの?」という疑問を持たれた方は、
何も言わずに今月のでじぱらを読む事を強く強く強くオススメいたします。
くらいつきました
CDの規格からダイナミックレンジの説明からマスタリング重要論まで、
あんまりにもタイムリー過ぎてどうしようかと思った。

掲載誌の電撃大王はフィギュアも付いててかなり普通の本屋で買い辛い雑誌なんですけど、
恐らく掲載マンガ中最も空気を読めていない内容のでじぱらだけはAV的にガチなので、
秋葉で買うなり通販で買うなりして今月号は確保した方が良いですよっていうか
でじぱらは27日に単行本2巻(AA)が出るんで買ってください!凄くためになりますので。
1巻(AA)も今見るとちょうど良い具合に話題が懐かしいのでこっちも是非。

雑記-07/06/28

■今月のまんがぱれっと

070627_01

みこ…くのほまれさん?(追記→でいらっしゃいました。

まさか萌え4コマ雑誌で拝見する事になるとは思いませんでした。
ホントにこの界隈は思わぬ人が出てきて面白いな!
そりゃ三峯画伯も沙英さんが好きになろうと言うもの。

ショパンがいまわの際に見た夢とは?
そろそろ俺が巡回してる先のプレーヤー様方が一様にポカーンとされたようなので、
ちょっとずつ感想を小出しにしていこうかなと。

なるせさんはまだみたいなのでとにかくクリアしてみて下さい!
すげえぞ!

※ここから下はネタバレ要素を多分に含みます。

続きを読む

PS3アプコン検証-初代PS編

■さて、
なんだかんだ言ってもPS3はゲーム機として市場に送り出されているわけで、
せっかくだからPS/PS2ソフトのアプコン/スムージングがどんだけなのかという事を
ちょっくら確認してみようと思い立ちまして。

つーてもPS2のアプコンに関しては既に検証記事がありますので、
こっちでは更に解像度の低い初代PSのソフトを使って
どんだけ変わるのかをちょっと見てみようと思います。

※今回の検証の前に…
1.80のファームウエアでは、
メモリーカード内のセーブデータを個別に操作できるようになっていました。
地味ではありますが、ユーザビリティ的に言えば恐るべき改善じゃないすかねこれ。

正直凄く便利なんですけど、これくらい最初から出来るようにしとけと俺でも思います。
アプコンは追加要素で良いけど、ゲームに関わる部分はちゃんと作っておいて欲しかった

□そうと決まれば素材作り。
最初はエターナルハートにするかーと思って延々とテトリスやってたんですけど、
夜中の3時頃に「俺にはもっとふさわしいソフトがあるだろう」と思い立って撮り直し。

長らくご無沙汰しておりました。

 
にっち兄や復活。

※この下には(ショックの)大きい画像が掲載されています。気合いを入れてお進み下さい。
※また、再生・撮影環境はAirの時と一緒です。フルHDならもっと違うんでしょうけどね。

□俺が2の亞里亞たんを心底愛でていた様子は2003年3月の日記
ある種のニオイ付きでがっつり保存されておりますが、
今回比較対象に選んだのは、やっぱりというか当時最も好きだった


これ。(画像は当時の物です。なんか横に長いね。)
頭のうぜえフリフリを取っただけでこんなに素敵になるのかと狂喜乱舞したものでした。

「これで俺が当時咲耶押しだったらどんな顔してプレーする羽目になったんだろうなー」
大変不謹慎な想像をしながらゲームを進行。
水樹奈々さまの裏声演技にイライラしつつ、当該箇所に到達。

亞里亞たんが可愛すぎるため縮小し過ぎると区別がつかなくなるため、かなりサイズが大きめです。ナローバンドの人やモバイルの人、ごめんなさい。

□参考:アプコン無し


いやー懐かしいな。とんがり気味のアゴ含め。

以下は全てアップコンバート:ノーマルの設定になっています。
アプコン無しのスムージングは試してません。各自ご確認頂ければと思います。

□アプコン1枚目…スムージング:切

 
おおお、すげえ違う。
綺麗だなー!

ぱっと見の印象は、まさしくアンチエイリアシングをかけていないエミュ画像。
ドットのギザギザまで滲まずくっきり表現されており、
賛否両論あるかと思いますが、個人的には非常によろしい塩梅だと思います。
ドットがくっきり見えた方が好みなもので。

さすがにこういうタイプのゲームだと、解像度の低さが災いして
「俺の亞里亞たん(他11人でも可)がガクガクだー!」と言いたくもなりましょうが、
そこは初代PSということでしょうがないのかな?とも思います。

思っていたのです。ここまでは。

□アプコン2枚目…スムージング:入

 
…………はい?

□3枚目:右目付近を横並べ(左が切、右が入)


えええええええ!
な、な、なんじゃこりゃー!

どんだけすげえんだ!
どんだけすげえんだ!
これはスムーズとかそういうレベルじゃありません!描き直しだよ!

アゴ付近など分かりやすい輪郭線はどうにもならないみたいですが、
グラデーションで片付けられそうな部分の補正がもう神がかっています。
これが一般的なアンチエイリアシングだと全部ぼけてしまう所ですが、
スムージングでは上手い具合にメリハリが効いてて野暮ったくないですね。

このPC98→ドリキャスみたいな変化に驚愕しつつ画面をずーっと眺めていたら
またぞろ亞里亞たんが可愛いと思えてきてしまった辺り俺も本当に病気だと思いますが、
こうなるとPSソフトをPS3で遊ばない理由は皆無と言っていい。

 
効果の程も千差万別で適用シーンを選ぶ事になると思いますが
(先述の通り、俺はこれだとスムージング切った絵の方が好み)、
アップコンバートという要素は基本的にプラスにしか働いていないと思います。
特にでかい1枚絵のギャルゲー遊びたいならスムージングは必須かなと。

ひょっとしたら、PS2のギャルゲーにしてもたいそうな効果が見込めるかもしれません。
みんなも買って試してみるといいよ!

そしてメーカーさんは早くソフトをたくさん作って、
この辺の要素をポジティブな位置に押し上げて欲しいと心から願っております。