雑記-07/06/28

■今月のまんがぱれっと

070627_01

みこ…くのほまれさん?(追記→でいらっしゃいました。

まさか萌え4コマ雑誌で拝見する事になるとは思いませんでした。
ホントにこの界隈は思わぬ人が出てきて面白いな!
そりゃ三峯画伯も沙英さんが好きになろうと言うもの。

ショパンがいまわの際に見た夢とは?
そろそろ俺が巡回してる先のプレーヤー様方が一様にポカーンとされたようなので、
ちょっとずつ感想を小出しにしていこうかなと。

なるせさんはまだみたいなのでとにかくクリアしてみて下さい!
すげえぞ!

※ここから下はネタバレ要素を多分に含みます。

□雑感を1文で表現してしまうと、

「ショパンの曲」と「面白いゲーム」と「斬新極まるシナリオ」の三要素が
ほとんど絡み合わずに放り投げられてしまった何とも惜しいゲーム

でした。

□このゲームの本当のメインターゲットは、
専門学校を卒業したての童貞ニート辺りに設定されていると思います。
じゃないとあのエヴァみたいなスタッフロールの意味が本当に分かりません。

「俺は6年かけてこの作品を生み出したんだーぜー!」という
シナリオ担当だかプロデューサーだかディレクターだかの自意識が溢れんばかりで
正直あまりのこっ恥ずかしさに10分ほど画面を直視できなかったのですが、
別に俺は6000円強の金額を出してテメエの説教を延々聞かされたかったわけではなく、
「あきらめずに前進する事で運命を切り拓け」という主張があるにしても、
もう少し幅広い層に対する効果的な伝え方はいくらでもあったんじゃないすかね?

この部分を入れた人間はこの先ゲームを作らない方が良いんじゃないかとまで思いました。
やってない人は「そこまで言わんでも」と思われるかもしれませんが、
実際クリアした方はこれと似た感情で画面を眺めていたはずです。

数々の不親切ポイントに慣れれば道中はやたらと楽しいですし、
特にアゴゴ姉妹が揃った後はサルサとマーチのどちらか一方を選ぶ事が出来ずに
結局最後まで姉妹を使ったりして俺は相当なアホだと思ったりもしますが、
斬新すぎるシナリオのせいで後半からラストにかけて開いた口が塞がらなくなる。

あんまり前向きじゃないんですけど、買ってプレーしてみる価値はあります。
問題のスタッフロール含め、実時間で40分以上に及ぶこのゲームのエンディングは、
もはやひとつの「事件」として語り継ぐべきレベルにまで到達しています。
FORZAの痛車作りに疲れた方含めまだ未プレーの人は是非やってみて頂きたい。

□命の大切さをインタビューで力説する前に
「エアーキッス」なる単語の日常生活における活用シーンをまず解説してくれとか、
悪役サイドの命は全然大切じゃないんですねとか、
隠しダンジョンの展開にまたポカーンとしたりと他にも言いたい事は山ほどありますが、
全体を通してみるとかなり好きなゲームなんだよなー…
まさかこんなナナメ視点でオススメする事になるとは思いませんでした。