人知れず大枚はたいて買っちゃってました第一弾。
nuforceの小型アンプIconと、ソニーの憎いあんちくしょうことPFR-V1。
□実はIconをオーダーしたのは先月末だったのですが、
注文してから家に届くまでの10日間で日本での取り扱いも開始されていたのでした。(※)
勢い込んで海外発注かけた俺の立つ瀬が無い。
(※)
国内販売価格は35700円なので、実は送料($62.50)込みでも直接買った方がお得です。
特にシルバー狙いの人は$199とかアホみたいな値段になってるので、
海外通販に抵抗無くて無保証ばっち来いという方は是非。
やたらとスタイリッシュな箱の中身はこんな感じ。
電源ケーブルの先が3ピンになっているのには注意が必要です。
俺はデスクトップPC用の電源コードで取り急ぎ代用してしまいましたが、
そこらで売ってるややお高めの電源コードを別途用意しておくも良し。
スピーカーケーブルにも注意。
スピーカー側は差し込みやすいバナナプラグ(実はこれもスピーカーを選びますね)ですが、
本体側はあろう事かLANコネクタと同じRJ45端子(配置)になっており、
好みのケーブルを使いたい場合は別途かしめ工具が必要になります。
この辺は国内取り扱いショップで末端処理をお願いしてみるのも…できるのか?
コンパクトつーてもあんまり実感が沸き辛かろうと思いますので、
Icon導入と入れ替えに退役となるフライングモールのCA-S3と並べてみました。
縦半分。
奥行きも半分ぐらい。
いくらACアダプタを使用しているとはいえ、
ここまでコンパクトにまとまっているのは凄い。
そして凄いのはコンパクトなサイズだけではなく、音質も然り。
こんなに小さいのにとてつもないパワーがあるんすよこれ。
それでいて、ただ各音域を持ち上げたような「無理してます」感は皆無。
スカッとしていてなおかつ力強いという、極めて良好な塩梅になっております。
生来おとなしめの音作りだと思っていたClassic1が、
Iconに繋いだ途端、見違える程に朗々と鳴るようになったのにはたまげた。
推奨能率よりも低い(86dB)Classic1ですらここまでなのだから、
ふさわしい組み合わせを用意してあげればメインに据えても大丈夫そう。
CA-S3の半額なのにこの満足感。コストパフォーマンスがただ事ではありません。
電源ランプの横にちょこんとついているヘッドホンジャックも単なるお飾りではなく、
ヘッドホンアンプとして専用の回路を備えるガチンコな作り。
こちらの機能を目当てに買っても全然問題なさそうですと言いますか、
俺がこれを買った目的の半分は「ヘッドホンアンプが欲しい」なのでした。
また、本体に直接USBケーブルを差してPCと繋げれば、
USB DACとして使用する事も可能。ノートPCの音環境に一花添えることもできます。
個人的にはSE-200PCIとラインで繋げた方が厚みがあって好みなのですが、
Iconをハブとしてメインシステムに繋げると相当凄そうなので
手間暇かけられる時にちょっと試してみたいすね。
元々は「PFR-V1が欲しい」→「でもCA-S3にはヘッドホン端子が無い」→「コンパクトでヘッドホン端子付き、それでいてCA-S3にあんまりひけを取らない、なんか良いのはないかしら」という狭いニーズにマッチする商品として買っただけだったんですが、
よもやこんなに良い物だとは思っておらず。嬉しい誤算でした。
PCの音周りをちょっと頑張って作り込んでいこうと思っている方は是非。
□Iconが長くなっちゃったんでこっちは簡潔に。
その発表当時から本サイト含め色んな場所で欲しい欲しい言っていたPFR-V1。
(本当は「イヤースピーカー」なんでしょうが、用途を鑑みて表記を「ヘッドホン」で統一)
Iconを注文した後到着するまでの間に買っていたのですが、
ほとんどのお店で店頭価格が34800円だったから安いと思って買ったのに、
まさかAmazonで半額になってるとは思わずかなりショックでした!安すぎるっつの!
こっちはIconと違ってWeb上に様々な情報、感想が掲載されているので、
購入を検討した場合の資料集めには事欠きませんけども、
元々解像感の高さに定評があるPFR-V1と、
全音域に渡ってクリアな音を出してくれるIconの相性が非常に良好であることは
この場を使って伝えておこうかと思います。
特にココロ図書館のサントラ。このCDのために6万払ったと思っても全然惜しくない。
その構造から使用シーンが激しく制限される製品である事は間違い無いのですが、
音漏れするのが嫌っつっても隣の部屋まで聞こえる物ではありませんし、
何よりこの「ヘッドホンをしているのに、外の音が直接耳に入ってくる」感覚は、
一度体験するとやみつきになる事間違い無し。
ヘッドホンの閉塞感が嫌だった人や、
パッドが当たったところが蒸れるのが嫌だった人にとってはオンリーワンの逸品。
定価(税込み55650円)だとさすがに高いと思いますが、
実売が3万円を切った今となっては全力でオススメするしかありません。
騙されたと思って一つ買ってみるといいよ!新しい感覚に浸ってみるといいんだよ!
□ちなみに、PFR-V1のダクトを「耳の奥に突っ込む」形で装着していると、
聴き始めてから1時間強経った辺りで耳の奥が痛くなってきます。
最初の3日ぐらいは「痛くなるんじゃ意味ねえよ」と悪戦苦闘しつつ、
上手い事ハマるポイントを見つけて以降は問題無しの状態に。
もとより普通のヘッドホンでも側圧で耳が痛くなってしまう俺には非常に有難い。
まあ長時間リスニングはやめとけという話でもありますけど、
興味のある方はダクト位置と調整範囲が自分にとって問題無いかどうかを
何かの形で確認した方が良いと思います。