■NANA MIZUKI LIVE FIGHTER BLUE×RED SIDE
あれからおよそ5ヶ月半、
待ちに待ったライブBDをいそいそと査収してきたのであった。
□画質や音質の話も当然山程あるんですけど、今回DVDとのとても大きな差として、
「ディスク1枚に1公演が収まりきっている」という点を強く主張していきたいところ。
※DVD版は1公演を2枚に分割しています。
これにより、今までのライブDVDで時折味わう羽目に陥っていた、
「容量いっぱいになった所で前半終了→ディスク入れ替え→メーカーロゴ→後半スタート」
という無言の時間を過ごす必要がなくなりました。
複数人で見る時のテンション維持にも効果てきめん。
更に、BD版ならではのポップアップメニュー機能がもたらす、
「トップメニューに戻らなくても、再生中に曲選択が可能」というポイントは、
2周目以降のお気に入りを手早くピックアップするのに欠かせないものです。
一度ポップアップメニューを使ったチャプター移動を経験してしまうと、
メニューボタンを押してから実際に操作できるようになるまでの時間すらストレスに。
とかくBlu-rayというと高画質/高音質ばかりがクローズアップされがちですが、
大容量ディスクのおかげでライブの流れが途切れない点、
メニュー周りの操作性が劇的に向上している点だけでも、
BD版を選ぶメリットと、再生環境ごと揃える意義は十二分にあると思います。
□画質。
「体毛まで見えるとは…」という某所の言葉に、
俺の考えていた感想が全部持って行かれてしまった。
冒頭部分で映る顔の辺りの産毛はもちろん、ライブ中に流れる汗の滴までくっきり見えます。
それは同時に、
客席の俺らまでをもHD画質で鮮明に映し出す事を意味する。
本作はあまり客席方面をクローズアップしてはいませんでしたが、
今後の各種ライブでは色々と心の準備が必要だと思った。
…ダメだ!めろーんとか準備しようが絶対に逃げられないではないか!覚悟が必要だな!
DVD版も持っていて比較できる環境ある方は、
人物や会場の解像感の差はもちろんのこと、
観客の振るサイリュームが凄く綺麗に見える事にも注目してみると良いかも。
黒表現の優れたテレビで見ると、感動もひとしおなんでしょうな…
□音質。
リニアPCM2chの方は文句無し。
BD版の目玉といえるTrueHD5.1chの方も文句n……
ちょーっと2chに比べると音量が小さすぎる気もしますが、
そこは音量を上げさえすれば、代々木第一体育館の臨場感を、
高水準な音場感と共に楽しめます。部屋を包み込むような音作りなのかな。
オーディオコメンタリーまでリニアPCMってのも凄いよね。
みっしーの声も無圧縮。
□まとめ。
さすがに6時間も集中して楽しむ時間が取れなかったために
RED SIDEをながらで流してますが、
不意に「俺も大好きだー!」というシャウトがリア右スピーカーから聞こえてきたりして、
5.1chの効果を愉快に堪能しています。客席の声をクリアに拾いすぎ。
高画質・高音質である事はもちろん、高い利便性を備えるLIVE FIGHTERのBD版は、
これからの品質基準たり得るクオリティを持った作品であると思います。
…こんなんばっかりだと、制作側の費用負担がえらい事になってしまうんでしょうけども。
今後発売されるであろうライブ作品も、是非BD版の検討をして欲しいな-。
そして、今後のライブBD発売が検討されるにふさわしいだけの結果(売上)を、
このBDが叩き出してくれる事を切に願います。みんな買おうぜ!