konozama覚悟で発注したのに奇跡の前日到着。
肝心な物はキチンと送り届けてくれるからアマゾンは素敵。
普通と同じBDパッケージが4つ(+オマケ)。
AIRのBOXほどコンパクトというわけじゃないのですが、
それでもDVDのトールケース4個と比べりゃ随分棚に優しいサイズです。
何より、1枚あたり6~7話と特典がぎっちり詰め込まれているお得感は相当なもので、
10時間近い内容がこれっぽっちのパッケージに収録されているだけでも
(あんまりいないと思いますが)DVDを買わずに我慢していた人には良い感じではなかろか。
という具合にパッケージの圧縮率ばかりを褒めちぎっても仕方ないわけで、
さていざわれもの初体験とばかりに再生をさせてみたのですが、
絶句。
綺麗過ぎて戸惑います。
これテレビに映してデジカメで無理矢理撮ったんだぜ?
□AIRのBOXに特典として収録されていたHD版OPに関しては、
特別に作った数分間のオマケですしねーみたいな感じで普通に感動していたのですが、
本編の画質がこんな感じになると正直反応に困ります。
しばらく開いた口がふさがりませんでした。
低い解像度をあれこれ工夫してアップコンバートをせにゃならんDVDと比べると、
HDマスターをそのままの解像度で収録されたピュアHD作品は、
細部の描写や線の細かさ、そして色乗りの豊かさが圧倒的と言えるレベル。
良く「空気感」というそれっぽい単語が使われる所ですが、
物凄く綺麗な背景をバックに細やかな人物が快活に動き回る様は、
しばし時間が経つのを忘れて熱中してしまう程の陶酔感をもたらしてくれます。
一行にまとめると、綺麗過ぎてわけがわからなくなります。
ただ、じゃあこれが完全無欠かと言われるとそんな事もなくて、
HDソースとはいえ、1080iな分、輪郭線がシーンによって安定しなかったり、
ビットレートは潤沢に割り振られているものの、OP等動きの激しいシーンでは
いかにもMPEG2的なノイズが乗ったりも。
こんな感じに。(縮小してません)
ただ、やっぱりスゲエと思えるのは一番汚くてもこの程度という事であり、
安定すればこの通り。
1フレーム進めば綺麗な絵に戻りますので、
再生中に大きな破綻を目視する事は非常に稀だと考えて良いと思います。
ストーリー的に激しくなるらしい後半がどうなるかは実際に見て確認したいところですが、
一度この画質を堪能し尽くしてしまうと、
同じ環境では(たとえPS3でアプコンしたとしても)DVDに戻りづらいのではなかろか。
「割り引いても4万弱」という値段を高いと見るか安いと見るかは人それぞれ。
ただ、「テレビアニメのハイデフなパッケージ作品」という点において、
初の試みであるはずの作品が素晴らしい品質を提供してくれた意義は非常に大きいものです。
HD環境の揃っていない人に対していきなり
「最低でもハーフHDのTVとPS3とBDBOX買えよ!」なんざ間違っても言えませんが、
知人の家でも構いませんので一度この画質を体感して頂きたい。
数年来待ち望んでいた、未来の画質がここにあります。
□角川は良いからハルヒのBD版作ってくれよ(‘A`)
こんなの見ちゃったらもう我慢できねえよ!