■SOTEC HDC-1L本体単体モデル
環境構築に時間がかかりまくりましたが、ある程度落ち着いたので一旦まとめます。
□あけた
中身一覧。
この他マニュアルやら消耗品やら。
なお、ACアダプタ-電源コードのコネクタ穴はミッキー型。
電源コードにこだわりを見せたい方は注意が必要です。
□設置
ラックに設置し配線。
すぐ上にあるWiiとの比較でコンパクトっぷりをご想像下さい。
※本機とアンプ間はオーディオクエストのJaguar(1m)で繋いでいます。参考まで。
□起動
右上のロゴはSOTECなのにXPのライセンスはオンキヨー。
不思議と嬉しい気分に。
□この大バカ野郎
初期状態でJWordプラグインが入っており更新を促してきた。イラッとしつつ即時削除。
その後プリインストールソフトをもりもり削除し環境構築。
…と、ここまでが準備段階。
この段階までの印象(PC的な使い勝手)ですが、HDDアクセスが妙にもっさりしている感じ。
とはいえ、我慢できない程ではなく。XPってトコに助けられてます。
あと、モニタ出力はデジタル(DVI/HDMI)が良かったかなー。
公式サイトでも18dbの静粛性が謳われていますが、
実際に起動してみるとあまりの静かさに度肝を抜かれます。
一応低めの駆動音はし続けているため無音ではありませんが、
およそPCの動作音として予想できるであろう高めのファンノイズは皆無に等しく、
耳を近づけて注意深く確認しないと本気で分からないレベルです。
何がすげえって待機状態のWiiの方がうるさいのよ。
部屋でエアコン使えば絶対に本機の音は分からなくなりますので、
「PCだから騒音が」という先入観は捨てても一向に構いません。
□早速別PCから操作
UltraVNCを用いてEeePCから遠隔操作。
最初はPureSpaceを起動する度に接続が切れてしまっていたのですが、
ある程度OSをクリーンアップしてデフラグかけた後は切れなくなりました。未だに謎。
WMP11でCDのリッピング(WAV)とライブラリ登録を行い、
PureSpaceでそのWAVファイルを再生。
…したところ、
再生開始3秒ぐらいで「わはははは!これPCの音じゃねえ!」と声が出てしまった。
PCで、しかも6万円弱のハードウエアから、こんなに力強くシャッキリした音が出るとは。
一応Lilith他普通のアプリで再生しても存分に良い音が出るのですが、
PureSpaceのWAV再生品質は頭一つ飛び抜けています。
一旦WAV形式の音を体感してしまったからにはロスレスにすら移行する事はできず、
WAVファイルのライブラリをがっつり作って
死ぬまで堪能し倒してきたいと思ってしまうのもむべなるかな。
がしかし、ここでネックになってくるのが本体HDDの160GBという容量。
容量自体はネットトップの規定値ギリギリなので仕方ないのですが、
この辺解消しようにも、PureSpaceのソフト的な仕様が悩みの種になっています。
このソフト、ローカルHDDとして認識されている場所なら、
どこに保存していても(WMP11のライブラリに反映されさえすれば)再生が可能なのですが、
ネットワーク上のデータは(たとえWMP11のライブラリに登録しても)再生できません。
せっかく本体があり得ない程に静かなのだからUSBの外付けHDDは使いたくないし、
かといって160GBだとすぐにいっぱいになってしまいそう…という痛し痒しっぷり。
今後のバージョンアップで対応してくれる事を本気で願っております。
だってこれがダメなら次こそMAJIK DSしかねえんだもの。
□今回HDC-1Lの購入をほとんどためらわなかったのは、
音楽再生用のデバイスが元から欲しかった(けどDSシリーズはまだまだ遠い)事に加えて
MDXやらNSFといったPCでしか再生できないファイルもこれならいける…という、
どちらかと言えば利便性の面で納得した上での行動だったわけですが、
いざ動かしてみると本体の静かさや音の良さに度肝を抜かされっぱなしという結果に。
今回環境構築にやたら時間がかかったのですが、別にPCが激遅だったからではなく、
作業の合間に音楽を再生し始めると止められなくなってしまうのが原因でした。
こいつはとんだ麻薬だ。
□このPCは不思議な製品です。
いつもなら「まあ6万弱のPCですしねー」という妥協をすべきところで、
どんどんワガママな要求をしたくなってしまう。
価格を超えた満足感を得られる分、更なる高みを求めてしまうのですな。
現状生産が1000台程度っておっかない噂も耳にしたので、
気になってた人はボーナス出た勢いで買っちゃっても後悔しないと思うよ!
俺はソフトのアップデートによる更なる幸せの享受を夢見つつ、
これから末永く付き合って行くために、もう少し色々いじくってみます。