買い物:23/12/26 – 2023年のNAS買い換え祭り

あれから3年。
自宅のNAS環境をガツンと変更したので備忘録を記していきます。
本日出てくる買い物はこちら。

QNAP NAS 2ベイ TS-264
東芝 3.5″エンタープライズグレード HDD 16TB(CMR) MG08ACA16TE/JP 2台
Patriot Memory P300 256GB M.2 SSD P300P256GM28 2本
オウルテック M.2 2280 SSD用 ヒートシンク 熱伝導シート OWL-SSDHS03PS 2個

さすがにNASとHDDをポチる前にはちょっと気合いを入れた(「っしゃー!」と声出た)。
2桁TBのHDDを買うのが初めてだったんだよ…

TS-264とキャッシュ用SSDと(信頼と安心の)東芝HDD

公式商品ページ

今回気分が高揚しすぎて細かい写真を全然撮ってないんですが、とにかく新しいNASのガワを買った。

ASUSTORのAS-202TEを自宅に導入してから実に9年近くの時が経っており、
ライフサイクルの半分を過ぎたあたりから妙な挙動が目立ち始めていた(コントロールセンターにNASが表示されないとか)こと、元来の転送速度(の遅さ)がTS-251D導入後にとりわけ気になり始めたこと等色々あって買い換えてえなあとは思っていたんです。値段の折り合いが全然付かなかったけど。

結局決め手になったのはノリと勢いだったってわけですね。
もう将来的に買い換えようとか悶々とするのはいやだ!てっぺんとったる!でもなるべく安く!

本体には元々8GBのSO-DIMMが刺さっていて1枚増設も可能、
元のメモリには剥がすとなんかありそうなシール付きといった感じ。不足を感じたら増設予定。

で、写真の①と②にはM.2 SSDが刺さるようになっています。
元々は1枚余っていたやつを刺せばキャッシュが使えるんだろと思っていたのですが、
調べた結果「読み書き共にキャッシュを有効にしたくばSSDもRAID1で設定せよ」と申している。なおかつSSDは冷やせと。

というわけで、昔からの自作おじさん的に耳馴染みのあるパトリオットのSSDと適当なクーラーを購入。

取り付け完了。
オウルテックのクーラー、固定用バンドを輪ゴムみたいに取り付けるのは楽でいいんだけど、
熱伝導シートが熟練の一発ベタ貼りでもない限り若干伸びてヒートシンクからはみ出るのがおっかないですね。
ちゃんと動いてるからいいんですけど。

そして16TBのHDD2台。この踏ん切りがつくまでに3年かかったようなもんです。
原材料費云々や為替云々の影響を一番受けていないように見えた(10~14よりTBあたりの価格差がだいぶ安かった)ので16TBに、買った当時はNAS用のMNとエンタープライズ用のMGが2000円/台しか違わなかったのでじゃあいい奴にしたれとMGにした感じ。東芝にしたのは安さと個人的な好み。

ともあれ、16TBのRAID1環境を新設したことでNAS間のデータ引越しに関する悩みが一層できたのが大変に大きい。
いざという時に家のデータが全部入る安心感はすごい。

LANケーブルを繋いで電源を入れ、Qfinder ProでNASを見つけてブラウザ経由で初期設定を完了…
させるまでの流れがより簡単になっていた気がする。BIOSもアプリも新しくなってるからかな。

HDDのボリュームを作成するところ。
今回は初手から16TBだし容量を増やす気はない、ということで静的ボリューム(RAID1)にしました。
多分データ置場としてだけ考えるならシックボリュームにする必要も無いと思うんですが、
データ置場にしか使わないのにこんなクソ高いガワを買う必要があるのかという話ではある。

続けてSSDのキャッシュを作りましょうという流れ。

知らねえ単語が出てきたぞ。
ざっくりした理解だと、取り付けたSSDの性能からパフォーマンスと寿命の丁度良いところを設定できるとのことで、
そのチェックがオーバープロビジョンテストなんだそう。

じゃあそのテストは流れでできるのか?と思いきや、SSDプロファイリングツールの別途インストールが必要でした。
このソフトで一度やることやってからキャッシュ作成に戻る必要があります。

当然さっき作ったRAIDグループの同期作業も並行しており、
オーバープロビジョンテストは4時間ぐらい、同期に至っては100時間以上かかりました。16TBこわい。

で、AS-202TEに入れていたデータとTS-251Dに入れていたデータを全部16TBのHDDに突っ込み、
AS-202TEに入っていたWD80EDAZ2台をTS-251Dに取り付けて初期化。

16+8TB運用になりました。とんでもない全能感。

それぞれの速度はこんな感じ。まあ誤差だな!不満もねえ!
TS-264の方は何かをしようとした時に「今からHDDを動かしますね」という間が体感レベルで短いからキャッシュがどこかで役に立ってるのかもしれないんですが、まーーとにかくボトルネックになってるのはLANの速度ですよね。3年経っても2.5Gの世界は遠いままである。

ともあれ、これで環境としては一区切りといった感じになりましたので、
これからはデータの整理をこのNAS達と一緒にやっていこうと思います。
余った6TBのHDD2台は…それこそなんかあった時のために残しておけばいいかな。