一泊三日の道程をざっくり記す事とします。
各所のぼんぼり祭りレポと併せてお読み頂ければ。
■10/8 富山~湯涌温泉
まー富山っつってもゆるゆり巡礼するのに立ち寄った程度だったんですけどね!(すんません)
全体的に空気がゆったり流れる県庁所在地でした。
駅周辺とは別の場所に繁華街があるんだろうかーとか思ったりなど。
しかしアニメイトには行く。
「お、青い看板が見えた!アニメイトか……いやみずほだった……と同じ敷地にあったーww」
という宝探しめいた発見を堪能させてもらった感謝の気持ちを出費で表現してしまった。
どっちのCDも「発売日に買えよ!」って感じですね!
山田キャラソンのワグナリア賛歌は良い感じなchiptuneなので非常にオススメです。
ひぐらし煌のOPは、運転中聴いてると惑星のランデブーと凄く印象がかぶる。ふしぎ!
ってのはさておき、
湯涌温泉…の宿泊先へ。
この時点で16時。家を出てから13時間ぐらいかかった事になります。
まずは宿の話からしてしまいますと、
まずメシが美味い。もんのすげえ美味い。何食っても美味い。
(上の画像は炭火焼きプランをお願いした際のメニュー。他にも刺身もろもろ出てきたよ!)
特に、関東じゃ基本食う機会の無いノドグロ(アカムツ)の塩焼きには深く感動した。
こんなに濃厚でふわっとした白身魚が食えるとか、北陸の方々が本当に羨ましい。
※ノドグロに関する話をTwitterで教えてくれた皆さん、ありがとうございました。
湯涌温泉の泉質も非常に好みで、
肌触りが優しくてしんどくないから何度も足を運んでしまった。
「身体のためにー」とか気合いを入れずとも美味しく飲める(弱食塩泉)のも素敵。
時期的な問題でお値段はそれなりだったんですが(GW並になってたw)、
チェックアウトの時には「コスパを考えたらこれでも割安」だと思えるようになっている不思議。
これが連休とかイベントを避ければもっとお手頃になるとかちょっと凄まじいです。
(かかる時間を考えなくて良ければ)二ヶ月に一度ぐらいのペースで通い詰めたいぐらい。
※なお、オススメするにあたって留意事項を挙げるとすると、
接客時の敬語の使いどころが少々独特(「フレンドリー」の枠を逸脱する事あり)なので、
時折飛び出すタメ口にビックリせず、こちらの要望は遠慮せずに伝える事がポイントです。
あくまで敬語を使いつつ、気軽に世間話するぐらいがちょうど良い感じだぞ。
ここからは、ぼんぼり祭り前日の湯涌温泉を何枚か。
到着した頃には基本的な設営がほとんど終わっていて、
特にスタッフの人が動き回っている風も無く、非常に静かな雰囲気でした。
※「おおー、ここが飲食スペースですかー」と散歩のついでに一休みしてたら、
目の前をあいなまさんが歩いてて心臓止まるかと思った。
盛況を予感させる痛車さんも多数見かけましたが、
いくら前日とはいえ、あまりにのどかな空気を満喫しているうち、
「祭の当日にどのぐらいの人がここに来るんだろうか」と考えるように。
まー来ても1000人は超えないんじゃないか、とか漠然と思っていたのですな。
風呂入って晩飯食った後にも温泉街を一巡り。
※夜景に関しては、あゆ㌧のトコに128枚ぐらいアップされる事を期待していきたい!
澄んだ空気の中、人影もまばらな温泉街は静謐な雰囲気に包まれていて、
散歩中何度も「はー、いいなー」と口に出してしまっていた。
賑やかで雑然とした温泉街も楽しくて良いし、山奥に佇む一件の温泉宿も素敵ですけど、
道路等のスペースが贅沢に取られている高級感と、
古き良き街の温かさが一緒くたに味わえる湯涌温泉は、
「ずっと過ごしていたい」と思わせる魅力に溢れていました。
正直なところ、この段階では、
単体の温泉旅行としても十二分に満足しちゃった事もあって、
ぼんぼり祭りは適当に眺めて帰るぐらいでいいや…程度に考えとりました。
まさかあんな大騒ぎになるとは、
そしてあんなにも充実した時間になるとは思ってもいなかったのです。
■10/9 ぼんぼり祭り~金沢~ぼんぼり祭り
のんびり朝飯をいただいた後、
「さーて外の様子でも見てきますかね」と散歩を始めた俺の目に飛び込んできたのは、
のどかな畑道を貫く、1本のながーい行列。
おのが見識の甘さを痛感した瞬間である。
ここだけ見ると普通のオタイベントだよねw
物販列以外にも人がたくさん。
この時点ではグッズ関連に興味が無く、公録等のイベントにも当選していなかったので、
チェックアウトした後はひとまず金沢市街に。
まつや 桂店ですんげえ美味いとり野菜みそ鍋をたらふく食べた後、
やっぱりアニメイトへ。
つい。
富山店では売り切れで買えなかった\アッカリーン/査収。
3回撮って3回ともピントがボケたんですけどそういうもんですかね!
ひとしきり金沢の繁華街を練り歩いた後、14時半頃に金沢大学の角間キャンパスへ。
ここに車を駐めて、シャトルバスで温泉に戻ったのですが、
14時半の時点で往復キップの番号が2456。
複数枚の購入が前提であろう事を差し引いても凄まじい数だぞこれ。
ここに金沢-温泉間の利用客を加えたら何人になるんだ。
無事会場に戻った後は、飲食ブースに確保した席で体力を温存しつつ、
(アニメより少々バイオレンスな見た目の)オムライスを食ったり、
物販列が解消してもなお楽勝で買えたぼんぼり+のぞみ札を査収したり、
ライブや公録等のイベントを思う存分堪能されていた長崎のえらい人達と合流したりしつつ、
日が落ちるまでのんびりしてました。
オムライスは普通に美味かったなー。
すっかり日が暮れて気温がどんどん下がる中、祭の夜景を撮るべく神社の方に移動。
したところ、
えらい事になっとる!!
本格的にこっちへ移動しようと、荷物を取りに飲食ブースまで戻ろうとするも、
帰る事すらおぼつかない有様。
大変なところに来てしまった。
お焚き上げをしてもらうべく、のぞみ札を箱の中に突っ込み、
「アイマスのついでに来た」ことかずぴーさんにご挨拶した後、
神社へ続く階段が見える場所まで戻る。
壮観。
20時にぼんぼり祭りのテーマ(?)が流れてからしばらくの後、
巡行のぼんぼりが見えた!って段階で人垣がそちらに殺到したため、
もうちょっと見やすい場所に移動。
そして式典開始。
湯涌温泉の代表の方はともかく、金沢市長まで出席されてる事にも驚きましたが、
「みなさん、こんばんは!」「こーんばーんわー!フゥーーー」ってライブじゃねえんだよww
形としては非常に真っ当な式典だったんですけど、
参加者のテンションにえらい人達が引っ張られちゃった事で愉快極まる事態になってたなー。
!!!
神様!!!
そのまんまじゃないの!凄いな!
神様と共に、一路玉泉湖へ。
こちらもアニメと同様厳かに……行くわけもなく、
ご覧の有様だよ!
玉泉湖をぐるっと回って、なんとなくお焚き上げがよく見えそうな位置に。
ぼんぼり祭りも終盤。願いの詰まったのぞみ札に火がくべられます。
美しさに圧倒されて言葉を失う。
残り火を眺めつつ、ぼんぼり祭りの式次第は全て終了。
ここまでの流れを見て強く感じたのは、
これが「イベント」ではなく、本物の「お祭り」だった、という事。
言ってしまえばこの行事は、自治体レベルで本気になって取り組んだ
「花咲くいろはのぼんぼり祭りをやってみた」って話なんですけど、
関係者、地元の方とも、単にアニメの展開をなぞるだけではなく、
新しい神事を生み、それを育んでいこうとする強い意識を感じました。
古来より伝統的に続いている全国の祭にも、必ず一回目が存在します。
10年後、そして100年後の未来、湯涌ぼんぼり祭りが地域に根ざす「伝統行事」として、
多くの観光客を呼び込む「お祭り」に育つ事を強く祈りつつ、
この祭りが続く限り、参加しようと心に決めた次第。
新しい歴史を造り上げた方々、そして参加された全ての皆様。
奇跡のようなひとときをありがとう!本当にお疲れ様でした。
どうか、みんなの願いが届きますように。
■余談
ここまでの話を台無しにする勢いで蕩々と語ってしまいますけども、
そもそも今回の旅は、トロステのご当地グルメ・富山編を見た記憶が残る中、
「金沢で花いろのイベントをやる」という情報だけを元に宿の予約を取った…というのが発端。
関東じゃ食えないという白エビ他の海産物を食べられればそれで良いぐらいの感覚で、
宿を確保した時点では、アニメを3話までしか見ていない状態でした。
いやー、祭りの前に花いろを全話見終えて本当に良かった。おかげでがっつり楽しめました。
(白エビのかき揚げは…食うには食って普通に美味かったんだけど、
ノドグロが美味すぎたせいで全然印象に残ってませんすみません!
次があるなら白エビの寿司とか食ってみたい!)
□それから、
この日記を単なるぼんぼり祭りのレポートではなく、旅行全体の日記としてまとめたのは、
生まれて初めて足を運んだ北陸の食と湯涌温泉がとても素晴らしかったため。
ぼんぼり祭りに興味があったけど見に来られなかった人はもちろん、
アニメ作品自体に興味が無い人にも、旅行の候補地として、強くお勧めしたいからです。
(花いろ自体も面白いんでオススメしていきたい。凄く真っ直ぐで良い話でした)
こっちからだと少々行きづらい場所ではありますが(ちなみに復路は7時間半かかった)、
長い時間をかけて行くだけの価値は全力で保証したい。
泊まりがけで旅行する計画がある人!ちょっくら北陸まで行ってみませんか!
同行してくれたあゆ㌧とさらしる㌧、お疲れ様でした。
また行こうぜ。
■「花いろ」聖地、湯涌に5千人 アニメの「ぼんぼり祭り」再現
ごせんにん!!!
新作映像の話は、ちょうど飲食スペースにいる際、
中継されていたスタッフトークショーにて知りました。
TVシリーズじゃないって話だからOVAになるのかなーとは思いますが、
とりあえず来年のぼんぼり祭りも賑わいそうですね。これからもぼんぼってください!
■なお、来年も「湯涌ぼんぼり祭り」を行う予定でございます。
公式で名言。行こう。