買い物:15/05/05 HP MicroserverとAnime Lockerで録画PCを作った


【数量限定メモリセット!!】HP ProLiant MicroServer Turion II NEO N5 F1F35A0-AAAE
PT3 Rev.A
foltia ANIME LOCKER 4.0
NTTコミュニケーションズ USBタイプ ICカード リーダーライター CLOUD2700-NTTCom CLOUD2700

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一式揃えまして。
これまではWindows7のメインPCで録画も鯖も全部担当こなしていたんですけど、
Windows10への移行を前に、24時間稼働を強いる各要素を分散させたいと考えた結果、
とりあえず録画専用マシンを(前々から気になっていたソフトと一緒に)運用しようという話に。
久方ぶりのWindowsじゃないPCが、我が家にやってきました。

HP Microserverの話

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組み立てた。(ICカードリーダーは内部USBポートに挿した上で隠してあります)
本体前面からマザーボードを引っ張り出し、メモリとPT3を挿して戻すだけの作業ながら、
各部材のマージンがほとんど無いため、マザーを引っ張り出すだけでも結構手間がかかります。
普段からPC組んだりばらしたりをされてる方だと出来ない事も無いかとは思うのですが、

foltinaさん謹製のPT3取り付け済みプリインモデルがありますので、
安心と楽ちんに費用をかけられる方は候補に入れても良いかなとは。
挙動がおかしい時に丸ごと診てもらえるってのも地味にでかい。

さて、ここからは、

foltia ANIME LOCKERの話

こっちの方は、公式サイトにて掲げられている機能の中から
「ここが魅力」と思ったものを箇条書きにして、
実際やってみたらどうだったってのを後に続けて書き入れる事にします。

ここが魅力

1. 自動CMカットからのmp4エンコができる(特に自動CMカット)
2. ラジオと超A&Gの録音/録画に対応
3. DLNA対応
4. 「アニメ放送予定」一覧からの予約が便利そう(サブタイトルも付く)

実際に使ってみての雑感

1. 自動CMカットからのmp4エンコができる(特に自動CMカット)
後述するソフトの仕様により、「これだ!」ってところまでの検証が出来ていないのですが、
CM検出:弱でMPEG2録画したMXのきんモザは、CMがバッチリ丸ごと残っておりました。
※下に追記あり

じゃあCM検出機能が全く働いていないのか?ってーとそういうわけでもなく、
同じ設定で録画した「高宮なすのです!」の方は、

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3分43秒程度あるファイル中の3分42秒58がCMだと判定され、

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画像1コマだけの0秒動画が産み落とされました。
まあ本編と宣伝の区別が付かない作品なのが悪いですよねってこのー!笑い死なす気か。

「これはCMカット処理を行ってますよ」的な情報は一覧から判別出来ないため、
(ゴミ箱に元ファイルがあると「ああ、これはカット処理したから削除したんだな」とわかる)
効果のほどがいまいち体感し辛いです。

mp4エンコに関しては、快適かどうかって部分がPCのスペック次第なので、
非力なMicroserverでは「時間がかかる」「失敗するかも」という割り切りが必要です。
個人的にはCMカットだけソフト側でやってもらえばエンコは自分で…と考えていたので、
MPEG2ベースでのCMカットがどれぐらいの精度かってのが評価を決定づける感じ。
週末にかけていくつか録って試行錯誤したら印象も変わると思いますので、
その際はなんぞ書き足しておきます。

[5/6 5:10追記]
書き上げた時点で処理が終わってなかった「響け!ユーフォニアム」を確認。

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mp4エンコードとCMカット処理が共に行われている事を確認。
CM検出:中だと「CMが始まるやいなやすぐ本編」ぐらいの処理になっており、
後提供がCMに埋もれて一緒にカットされていました。
残されている編集前ファイルを元にしたCMカットのやり直しも可能っぽい(※追記あり)ので、
(弱に設定変更したらファイルステータスがMP4-HD変換中に変わった)
納得のいくところまで設定を詰めつつ、気に入らなければ自分で編集って感じになりますかね。

なお、↑のユーフォニアム5話は、mp4動画の映像と音がずれておりました。
(CM編集の前後を問わず)こっちの方がCMカット云々より気まずい。

きんモザ5話も設定変更でmp4エンコードとCMカット処理(中)が行われたのですが、
こっちはユーフォニアム5話と違って音ズレこそしていなかったものの、←かなりずれてた
OP前のアバンと本編後のED以降が丸々カットされて17分34秒の本編動画が産まれる。
どの辺が判断基準になってるんだろう。とりあえず弱にして様子を伺ってみます。
[ここまで]

[5/6 6:35追記]
きんモザ5話のCMカット処理(弱)が終わったので確認したところ、
OPの約半分を始めとした更なるカットが行われて12分59秒の本編動画に。
どんな判断だ。本編をドブに捨てる気か。

「まさか」と思って確認したら、CM編集前オリジナルとされるファイルが
CMカット処理(中)のものに置き換わっていました。
本当のオリジナルファイルはどこに消えてしまったのか。
[ここまで]

2. ラジオと超A&Gの録音/録画に対応
アニメ放送予定の一覧からホイホイ予約登録が出来るのは大変便利だったんですが、
(「この放送は第何回目です」ってのがすぐ分かる所も個人的には超有用)
録画開始/終了時間の細かな設定が現状出来ないため、例えば
「サーバーへの接続は高負荷時エラーが出ないよう2~3分前に済ませ、15秒ぐらい前から録音」
といった事が行えません。
結果として、特に超A&G+の人気番組においては30秒~3分の範囲で頭切れが多発。
みんなが聴きたい番組はおしなべて厳しいです。

公式からの今のところの回答は「再放送だったら負荷も少ないだろうからそっちも試してね!」
だったという話をお見かけしたので、ANIME LOCKERだけで完結させたい場合はそちらで。
そうじゃない人はWindows用のアプリことkorecを併用する等対策を練りましょう。
…この辺、一連の流れでkorecの存在と実力を知ることができた事は収穫でした。

3. DLNA対応
過不足無く動いており満足。
PS3だとtsファイルの再生も出来るので「なんでもOK」という感じですが、
(AndroidもMX動画プレーヤーに流せりゃ大概何とかなります)
iOS環境がメインだったりする場合はmp4じゃないと厳しいかも。

4. 「アニメ放送予定」一覧からの予約が便利そう(サブタイトルも付く)
サブタイトル込みで予約を一括管理できたり、再放送の重複録画をしないのが素晴らしい…
一方で、表示フィルタの設定が「全部」「受信できるもの」の2種類しか無いため、
アニメを録画しようとページを開くと、超A&Gや文化放送の番組群もずらりと並びます。
この辺、アニメとアニラジは別表示に出来ると良いですな。
今後の対応に期待したいところです。地上波とBS/CSも別表示にできればなお良し。

地味に辛いところ

1.放送中番組の録画ができない
最も想定外だったのがこれ。
放送中番組のほか、あと数分で始まるレベルの番組も「録画されません」と言われます。

この辺「自動録画予約ソフトウェア」という文言をどう捉えるかで印象も変わってきますが、
PCの構成パーツなり、チューナーカードやICカードリーダーなりの動作確認をしたい時に
「数十分後の番組を予約してじっと待つのみ」ってのが結構なストレス。
実際、CMカットやエンコ品質が満足出来るものであるかという確認はまだ足りていません。

比較サイト等で軽く下調べを行い、ある程度割り切った上で導入を決めた分、
アニメ予約以外の部分に関して特段の要求も無いんですけども、
ここまでの割り切りが必要だとは、正直考えていませんでした。まっこと漢らしい仕様である。

2.「キーワード録画」「EPG録画」という番組名の存在
たとえば、「A&Gで文化放送ホームランラジオを録画したら頭1分が切れてた」とします。
そこで再放送を録画しようとしてEPG番組表から「ホームランラジオ」と検索→予約すると、
録画された番組名には「キーワード検索」、
サブタイトルに「【動画】れい&ゆいの文化放送ホームランラジオ! 松嵜麗、渡部優衣」
という形で記録・保存されます。(ファイル名の頭にも「キーワード検索」と付く)

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こっちが「アニメ放送予定」で予約を入れた場合、

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こっちがキーワード検索で予約を入れた場合。

ここでの地味に辛いポイントは、キーワードやEPG録画では話数が反映されないところ。
超A&G+は再放送情報がしょぼいカレンダーに登録されていないから、
頭切れを起こした番組を再放送でフォローしようとすると話数が1になっちゃうんですよ。

放送中番組の録画も含め、しょぼいカレンダーとの連携範囲を逸脱した部分に関しては、
別の録画環境を用意して、併用する事でカバーしていく必要性を強く感じる。
PCでのTV録画環境をANIME LOCKERに一本化するのは(自分の場合だと)無理でした。

その他雑感とまとめ

ANIME LOCKERを一通り触った上で、現段階での感想を述べるとすると、
「機能とニーズが合致していれば、この上なく強まった最高のアニメ予約録画ソフト
…だけど色々発展途上な感じなので、進化を見守る広い心をお持ちの方向け」
でした。
特にラジオ録音/録画は最近追加された機能というだけあって、
アニメ番組予約との棲み分けはこれからやっていくんだろうと思いますし、
ユーザーの試行錯誤と共に改善していく姿を見守るような感覚で使うもんだなこれ。
あれやこれやできたらいいな、という未来予想図は結構明確に見えるんですけどね。

「思い通りに動いてくれたらラッキー」という感覚にお金を払えるか、という点において、
広くオススメ出来るソフトでは無かったというのが偽らざる感想なんですけども、
高宮なすのカット機能に爆笑した事もあって(アーススターはちょっと反省しろ)、
個人的には凄く応援したい。

「とにかくHDDにアニメ番組を録り貯めたい」というニーズには、
予約・管理のお手軽さからファイルへの話数/サブタイトル付与を含め、
これ以上無いくらいに万全の体制で応えてくれます。
(重複録画の心配が不要というのもお手軽で大変よろし)
つわけで、「ここまでやってくれれば十分」というラインをまず定めてもらって、
そこから便利機能の使い勝手をあれこれ試してみるのが良いんじゃないでしょうか。

これから導入を考えている方はもちろん、PC本体とチューナー他が余っている方も、
まずは評価版をインストールして、あれこれ弄ってみるべし。
評価版と言いつつ、BS11の30分アニメはバッチリ録画できちゃうぞ。

そして、あれこれ弄っていただいた上で、
「設定等々でこうするといいよ」という事があったら是非教えてください。