買い物:11/09/04-VAIO Z

VPCZ21AJ
SONY Sシリーズ/Yシリーズ/Zシリーズキャリングポーチ VGP-CP24

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発売日に到着しながら本腰入れていじくれてなかったVAIO Z日記。
ざっくりした雑感を記しておきます。

■開けた

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色はブラック。店頭モデルと一緒ですね。
光の当て具合によっては真っ黒じゃなくなります。こういう色は個人的に好み。

■持った、置いた、並べた

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厚さはこんな感じ。
縦横の寸法がそれなりにあるのであまり小さな鞄には入りませんが、
その寸法さえクリアすれば鞄の中で邪魔にはなりません。
そいやさらしる㌧おすすめのチェコ軍バッグには入るんだろうかこれ。

■起動

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初めて電源を入れてからこの画面になるまでの早さがただごとじゃなくてそれだけで大興奮。
スリープ復帰時の「操作ができる様になるまでの時間」も短くて、
ストレージ速度って本当に大事なんだなと強く感じる瞬間です。

とりあえず、俺が選んだ構成はこんな感じ。
価格に関してはシミュレーションのサイトをご参照下さい。

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この下は保証を3年ワイドにしたぐらいで原則なんも無し。
ソニーストアのクーポンを併用した結果、購入金額は17万円弱ぐらいになりました。
本モデルに関しては、どうしても「全部入り30万超え」とか「店頭モデル25万」といった
ブルジョワ構成が取り沙汰されてしまいますが、
MBAを比較のターゲットに定めて用途を絞り込んでいくと、
モニタ解像度とか速度面でアドバンテージがある分、
そうそう割高に感じる場面に遭遇する事は無いんじゃないかと思います。

と、下地になる部分の説明を済ませたところで、
ここからはこのVAIO Zに関して「良かった」「慣れた」「ダメだった」点を箇条書きにする。
Media Dockが無い状態での使用感として参考にして下さい。

□良かった
・見た目以上に軽い
・薄い
・すげえ速い
・モニタが綺麗
・これだけ速いのに、バッテリーに不安を感じない

「軽くて薄くて快速」っつーZのアイデンティティは存分に堪能できます。
とりわけBIOS処理のキャンセルはメーカー製PCでしか実現出来ない要素なだけに、
これを体感しちゃうと自作PCの電源を切るのがおっくうになる感じ。
スリープモードを意識しなくてもストレスフリーな使用感を堪能出来るので、
とにかくこまめにシャットダウンを行うエコ志向の人にゃピッタリですね。
たくさんいるかどうかはともかく。

モニタサイズは「フルHDは素敵だけど見づらいとか言って使わなくなりそうだなー」
という懸念から標準構成のままにしときました。結果的には正解だったと思う。

余談として、Media Dockが必要になる事があるとすれば、
HDMIで外部ディスプレイに出力させた際に、
マルチディスプレイ環境でフルHDの動画再生をする時ぐらいですかね。

□慣れた
・キーボードの感触
・タッチパッドの感触
・全力駆動時、本体左側面に物を置くとやばいと感じるレベルの熱さ

キーボードは押し込みが浅い上になんかグニグニした感触で、
一瞬大丈夫かこれ?と思いましたが思いの外あっさりと慣れた。
タッチパッドのザラザラも、慣れるまでは指が引っかかってストレスが溜まりますが、
そんなに力を入れなくても行けると分かってからはまあそれなりに。
「マルチタッチ時、左右クリック部に指を置いてると二本指でスクロールができない」
というなんともしょんぼりな仕様もあるんですけど、
ここは「Windowsマシン自体がマルチタッチに優しくないのだ」と割り切った上で
マウスをつかえばいいとおもいました!(ひどい)

熱は「速いんだから熱い」であっさり納得。余程頑張らせないと全力にはなりません。
ファンが耳障りな音を出さないのと、静音方向に制御されているのは良い感じです。

□ダメだった
・スピーカーが最悪

「モバイル用としてスペース効率を極限まで練り込んだ小型PCなんだから音質を求めるのは酷」
とは思ってましたがそれにしたって限度はあると思った。
基本的に音が小さい上、ボリューム目盛りが半分を超えた辺りで盛大に音割れが起こります。
出先で動画やゲームを(テーブルを囲んで)複数人で見るという用途も考えていたため、
iPadはおろかスマートフォンにも劣るこのスピーカー音質はちょっと誤算でした。
この辺改善するには小型の外部スピーカー必須。今のところこいつを検討中です。

■まとめ
基本的に、この製品は「VAIO Zが欲しい」というニーズに支えられている気がするんですけど、
メインPCとしても使えるスペックと、そのまま外に持ち出せるサイズを両立してるのって
実際のところこれぐらいしか無いんですよね…

「持ち運ぶWindowsパソコン」としてこの製品を捉えるのであれば、
スピーカー音質に目を瞑る限り、間違い無く最高の逸品だと思います。
(「え?Windowsってこんなにキビキビ動くの?」という驚きを何度も体感した)
同一カテゴリ内のMBAとどっちにしようか迷った方も多くおられましょうが、
自分の生活にどれだけWindowsアプリが必要かってのを指折り数えて、
「Macでは代用がきかない」ってのが3つ以上あったらこっちを真面目に検討するべき。
※個人的な決め手は、今これを書いてるLive Writerとメッセンジャーでした。

タブレット端末やスマートフォンがどんどん快適になっていく中、
ZがZとして輝いていられる期間もそうそう長くは無いんじゃないかと思ったりもします。
当分はこいつを愛用しながら、新しいデジタルガジェットを楽しみにしていきますかね。